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三澤洋史先生と新町歌劇団とおにころと

 県内一面積の小さな自治体であった旧多野郡新町(現・高崎市新町)の公民館に、1986年、小さな合唱団が生まれました。地元出身で、高崎高校から国立音楽大学に進み、その後ベルリン芸術大学で指揮を学んだ音楽家・指揮者、三澤洋史さんが「地域のために音楽を」と指導を買って出る形で誕生した新町公民館合唱団。

 プロのソリストを招いての舞台、合唱団との共演などを経て、地域に素材を取った創作ミュージカル「おにころ」(原作・野村たかあき、作曲・演出・合唱指導は三澤洋史)が生まれました。三澤さんが指導し、プロソリストに加え地元の人たちが出演、地元が支えるこの舞台は、合唱団名が新町歌劇団となった今も続き、毎回多くのファンを集めています。

 2015年8月、2017年7月の「おにころ」は群馬音楽センターを会場に群馬交響楽団による演奏、合唱は新町歌劇団を含む「おにころ合唱団」を結成し大盛況でした。

 さらに進化する「おにころ」は高崎芸術劇場20207月公演が決まりました。さて、今度はどんな「おにころ」になるのかお楽しみに。

おにころとは

 この世界、みんなの心に潜む鬼たち。みかぼの山奥では、毎夜飲めや歌えの大騒ぎ。鬼らしくない鬼の子「おにころ」は追い出されてしまった。愛を失ったこの世界、生きる基盤が揺らぎ始める。そして、鬼の心にとらわれ命を奪い合う愚かな争いが始まる。「おにころ」は愛と命の意味を知り、争いを収める。「おにころ」の体は岩に、命は愛の光となってこの世界に降り注ぐ。宇宙に流れる愛の光、おにころは流れを分けてみんなに愛を取り戻す。さあ、目覚めよ、心開くのだ。そして... (誰かもっといい説明をお願いします)

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